
丸の内オフィス街発祥のレストランcafe1894
日本最初のオフィスビルである三菱一号館の中にあるcafe1894へ。
お店の名前にもある通り、1894年(明治27年)に日本で最初となるオフィスビルとして建設され1968年まで様々な企業が入居していたそう。
残念ながら今の建物はその当時のものではなく、資料を基に限りなく似せて再現されたレプリカ版とのこと。
それでも、赤レンガの外壁やレストラン内の内装など当時の写真そのもので、明治時代にタイムスリップしたような感覚を覚えます。
レストランは建物の一階にあり、もともと第百十九国立銀行(のちの三菱銀行)本店が入っていたフロア。
入口を入るとすぐ目の前にかつて銀行の窓口だった面影が見える。
(写真下の方に見えるガラス張りの入口が元銀行の窓口)
天井まで二層の吹き抜けになっていて、とても解放感もあるし、柱の装飾もとても豪華!
女性ひとりでは入りずらいかなーと心配でしたが、思いのほかおひとり様もちらほら。
そして見た目とは異なり、とてもリラックスできる空間でしたー。
今回日曜日に行ったということもあり、開店11時から5分遅れで到着したころには既に列が。
最初の一回転目に入れなかったため40分ほど待つことに・・・。
あと3組分早く到着していれば・・・。
開店時に行かれることをお勧めします!
今回オーダーしたのは、ちょうど併設の美術館で催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ・ミケランジェロ展」にちなんだ特設ランチ(プランツォ・フィオレンティーノ 1,850円)。
前菜がサーモンのテリーヌ。
そのままいただいても、オレンジヨーグルトのソースをかけていただいても美味しかった。
続いてメインが牛のタリアータ。
お肉が得意でない私でも、このさっぱりとした仕上がりはペロっと感触してしまいました♪
そしてもちろん、イタリア料理にはプロセッコ!
こちらも美味しくいただきました。
通常メニューも充実しており、丸の内ランチで、このクオリティと雰囲気の中この価格はなかなかいいのではないでしょうか?
とはいえ、ワインを一緒にいただいたらピョンと価格は上がってしまうんですけどね・・・^^;
次回は夜の時間帯にバー利用したいな。
きっとこのカウンターを中心に、また昼間とは全く異なる雰囲気になるのだろうな。
帰りのドアも素敵。
この建物(旧三菱一号館)が経った当時は、東京駅はなく、もっというと草の生い茂る荒地だったというので、岩崎弥之助さん(2代目)、久弥さん(3代目)率いる三菱財閥の力は相当なものだったことがわかります。
明治政府が財政難のため陸軍要地だったこの地を2代目が「仕方なく」購入したという話もあるようですが、本当は、今の丸の内の発展をどこか予感していたのかもしれません。
丸の内がビジネスの中心地として発展した礎となる場所「三菱一号館」。
丸の内散策のスタート地点としてみてもいいかもしれませんね!
CAFE1894(東京三菱一号館美術館)
東京都千代田区丸の内2-6-2
TEL:03-3212-7156
OPEN
11時~23時(L.O.22時)
休業:不定休